2015.09.20ICF Advance 2015:世界基準の学びとは?
9月17日からイギリス、ウェンブリーで開催されている
国際コーチ連盟主催のコーチング・カンファレンス
「ICF Advance 2015 :Science of COACHING」に
参加しています。
世界32カ国から115人のコーチが参加。
日本からの参加は3人。日本人は2人です。
THEORY MEETS PRACTICE.
「理論を知ると実践する」という意味合いでしょうか。
カンファレンス会場近くには、
ウェンブリー(Wembley)スタジアムがあり
ちょうどラグビー・ワールドカップの真っ最中。
街には、ラガーマンがいっぱいです。
アドバンス2015のコーチング科学テーマは、
Supervision (スーパービジョン)、
Mindfulness (マインドフルネス)、
Coachability (コーチャビリティ)
コーチとして、アドバンスレベルを学んでいます。
ステークホルダーへのコーチングがうまくいっているか
スーパービジョン(監督・管理)する新しいメソッドの
講演がPeter 教授からありました。
Latest Developments and Future Challenges,
Including New Methods for Supervising Team Coaching
Professor Peter Hawkins (UK)
コーチングスーパービジョンの歴史や
リサーチ結果を示し、
スーパビジョンを受ける理由、
拒否する理由、
今後の可能性や新たなアプローチが提示されました。
彼は、ステージに登場するなり、
テーブルの上に置かれているコーヒーカップにお湯を並々と注ぎ、
溢れるまで入れました。
そして、
「カップにお湯が溢れるまで注いだ人に対して
「強制的に言って、カップのお湯を空にさせることは
簡単でしょう」
と言いました。
実演メタファーで、つかみはOK(笑)
さすがだな〜と見ていました。
それは、スーパービジョン(監督・管理)なのか?
私たちに、今の実演ではない方法を探求するよう
枠組みと問いが投げかけられました。
何をどのようにするのか?
今まで自分がやっていることとの違いは何か?
という視点で彼の話を聴く準備ができました。
スーパービジョン7つの構造-Seven eyed modelの
紹介がありました。
彼が提示したことは、コーチに限らず、
あらゆる組織の成長にも必要なこと
だと感じました。
スーパービジョン(監督するしくみ)は、
学習・成長する組織のリソースになる。
その中で、未来へのチャレンジとして
「我々プロコーチという職業は、明日の世界に対して何ができるか?」
という問いが投げかけられました。
Perter教授は、一つの示唆として、
『IQ(知能指数)とEQ(心の知能指数)』
『IQ(私指数)からWeQ(私たち指数)へ』
を示されました。
時代をさかのぼると、IQで人を図ることから
EQ、心の知能指数、感情指数が必要だと言われるようになりました。
そして、IQ(私指数)からWeQ(私たち指数)へ。
Pertor教授からWeQを聴いたときに、
私どもWSCが提唱しているWeメソッド® (私から私たちへの転換)は
未来を見据えたメソッドだと実感しました。
私どものWeメソッド®が提唱している
主語を「私たち」に変えて、
話すことから始めるだけでも、
変化が確実に生まれてくることでしょう。
私たちの問い、私たちのこたえを探求するようになります。
個人と組織の間の関係性、システムの広がりをもたらし
私たち一人一人の意識が変わり、
組織・コミュティ・社会は確実に
開発され
新しい歴史が創造されていくことでしょう。
ICF Advance 2015:世界基準で学んだことは?
主語が変わってきているということ。
つまり意識の枠組みが集団的、社会的に拡大しています。
世界の基準とどれだけ方向性があっているのかを
確認できたことは、収穫でした。
英語圏の参加者でも
「彼の話は理解できない部分があった」と言っているくらい、
英語が聞き取りにくかったです(笑)
チャレンジしてますよ〜。